住宅ローンの返済ができなくなり、金融機関等から何通も手紙が届いているが、どうすれば良いのかわからないので相談に乗って欲しいとご連絡をいただきました。
お話を伺ったところ、滞納してから9カ月程経過しており、税金の滞納もあり、役所から差押されている状況でした。また、金融機関からの手紙は代位弁済、債権回収会社への債権譲渡、任意売却等に関する内容でした。
まずは現状把握するために、債権回収会社、役所等に現在の滞納額の確認・調査を行い、任意売却することができるかを確認していきました。
その結果、任意売却は可能ですが、税金の差押を解除できるかが一番懸念される部分でした。税金の差押解除には滞納分を全額返済する必要がありますので、返済可能がどうかも含め売主さまとじっくりお話をさせていただきました。
続きを読む
相談の結果、売主さまはある程度時間があれば税金の滞納費用は捻出できるということでしたので、今の状況を維持していけば債権者の了解も得られやすく、売却活動を進めていきます。ただし、売却が成立しても債権の一部は残ってしまいますので、債権者と相談のうえ、残った残債は返済していかなければならないことをご説明、ご了解いただいたうえで、売却活動を開始しました。
売主さまにとって少しでも良い金額で売却が出来るように広告活動を積極的に行っていきました。室内がキレイだったこともあり、ネット掲載写真の見栄えが良く、多くの方から室内を見たいとの依頼が入り、ご案内した数組のお客さまの中で一番高値を付けて頂いた方と無事お取引することができました、
売主さまには残債がかなり減らせ、これで新しい生活へ踏み出せると喜んでいただきました。